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クルミとミルク | 男鹿水族館GAO

Category : 男鹿水族館GAO

今日1月26日は男鹿水族館GAOのホッキョクグマ、クルミとミルクが母子ともに展示される最後の日。GAOではミルクを送る会と題して盛大なお見送りが催されたことでしょう。既にバックヤードで親子別飼いとなっているのか、それが今晩以降行われるのかは分かりませんが、私たちファンが思う以上に、この2頭にとって辛い別れの日はもうすぐそこ。顔を合わせることは二度とない(かもしれない)ことでしょう。円山のララとピリカのような、再び同居(結局うまくいきませんでしたが)なんて奇跡が起こらない限り…




男鹿では毎日あるおやつタイム、たくさんのおもちゃ、広い放飼場、あまりにも自由で無邪気なクルミ母さんのおかげで、ミルクは退屈する暇もなかったでしょう。








日本の動物園でのホッキョクグマの母子の同居(とは言ってもサンプルは円山動物園のケースしか事実上ありませんが)は1年ちょっと。1年の子育てのあとは、次の繁殖のために親子が別れます。動物園で生まれた以上、親子別れの時期は人間が決めることとなり、1年という期間が長いか短いか、子が今後生きていくために必要な教育を受けるのに十分な期間なのかどうかについては分かりようもありませんが、ララの子たちの実例を見る限り、格段問題があるようにも思えません。むしろ、初めて産み育てた仔と別れるクルミのメンタルヘルスの方がよほど気になります。





でも何故だか、このクルミとミルクの別れについては、心に引っかかるものがあるような気がします。ララ以外に初めて見るホッキョクグマの自然飼育だったため、妙に思い入れが強くなってしまったからなのか、親子別れの時期を決める経緯の中で、本来口を挟むべきではない行政サイドの影響力が強く働いたという事実に対する反感からきているのか、理由は判然とはしないのですが…





でも、いろいろ考えると、理由は単純で、「めちゃくちゃ楽しい展示だったから」この瞬間が少しでも長く続いてほしいと感じるのだろう、ということ。どの動物の撮影にも当てはまりますが、基本のスタイルは、「忍耐」「待ち」。長い時間耐えて待つことで、楽しい瞬間や決定的場面を写真に切り取ることができる。でもこの親子の展示は明らかに違いました。待つ必要がほぼありませんでした。常によく動き、遊び、私たちファンを楽しませてくれました。もちろん施設側の様々な工夫と努力の賜物とも思えますが、やはりこの2頭の天性によるところが大きいと思います。クルミの今まで隠れていた潜在的なものが、男鹿の素晴らしい飼育環境で顕在化したのでしょう。ここでのクルミは釧路にいたときの様子とは明らかに違いました。

男鹿が良くて釧路が悪いなんて言う気は毛頭ありません。このクルミは釧路で生まれ、育ち、私たちに今のこの姿を見せてくれているわけですから。但し、施設面で見劣りしているのは歴然とした事実。釧路でも今後施設整備計画が立てられているようですので、気長に見守っていく必要がありますね。

何はともあれ、ミルクの無事の移動完了、釧路での健やかな成長と、クルミ・豪太ペアの今シーズンの繁殖の成功を願ってやみません。


ありがとう、ミルク。釧路でも、元気でね。すぐに会いに行くよ(^^)
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ホッキョクグマをメインに各地の動物園で撮影した写真を紹介します。動物園の楽しさ(Paradise+Zoo=Paradizoo)をお伝えできればと思います。コンテンツの無断転載お断り。Twitter(@denari0529) & Instagram (polarbear_zoo)のフォローもお願いします!

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